「第6回北タイ高校生招聘事業」

第6回北タイ高校生招聘事業

招聘の経緯

当協会は平成26年11月23日~12月6日にかけて、北タイで日本語を学ぶ高校生4名と先生1名を京都に招聘しました。この事業は日タイ修好120周年記念行事を機に当協会の主幹行事として開始されました。

今年で6回目を迎える北タイ高校生招聘事業は8月に実施当該校(チェンライ県サマーキー校・ナン県プア校・ピサロノーク県チャムクワンサトリー校・メーホンソン県クンユアム校)で応募が始まりました。日本語作文コンクールは「私と日本語」「私の宝物」が本年度のテーマです。各校でコンクールがおこなわれ、最優秀生徒が選ばれました。生徒たちは憧れの日本への夢を抱きつつ、スピーチや伝統文化の発表・タイ舞踊の練習を重ねて来ました。渡航旅券等の手続きも同時にスタートし、ついに11月23日にサマーキー校ラッテア先生を団長として入洛しました。(2名の生徒は短期留学で既に来日)

約2週間の滞在中、学校訪問、市民との交流、をとおして日本タイの友好を深める交流活動を行いました。

今後ますます日本語を学ぶ高校生が日本に興味関心を持ち、将来日本タイ両国間の架け橋となる人材となるようこの事業を展開してまいります。


(スケジュール)

11月23日 北タイ高校生 来日

   26日 京都府立東宇治高等学校 教育交流 

   27日 京都北部観光  天橋立 

  28日 京都府立峰山高等学校 教育交流

   29日 京都観光 嵐山・金閣寺

   30日 協会行事 紅葉ロイクラトン(タイ舞踊・日本語スピーチの発表

12月 1日 大阪タイ総領事館 表敬訪問   神戸観光

    2日 城陽市長 表敬訪問  大阪府立 守口東高等学校 教育交流

    3日 高校生発表会(一般市民向け) 京都駅前ベーコンラボ

    4日 奈良観光  東大寺

    5日 大阪観光  大阪タイ総領事館主催 王様誕生日パーテイー出席

    6日 北タイ高校生 帰国


(随行担当 畠山哲司 副理事長 総括談話)

 京都府立東宇治高等学校を皮切りに、峰山高等学校、大阪府立守口東高校 3校にて教育交流会を実施しました。北タイ高校生の日本語スピーチは原稿を全く見ることなくジェスチャーを交えて発表賞賛の拍手を浴びましたワラポーンさんのスピーチは私の宝物」母が買ってくれた私のからだという本を読んで、本が好きになりました。私は1年間に100冊以上読みますという場面では日本の高校生も驚きの表情でした。またプランパリヤーさんとタナワット君は日本のアニメを読んで日本語に興味を持ち、将来は日本語を生かした職業、通訳や先生になりたいと発表しました。同時にタイの伝統文化の発表それぞれの出身校の地域性のある特徴的な伝統舞踊タイ衣装をみにつけた高校生「ランナータイ」「ナーン川の伝統的なボートレースでの踊り」「ラムチューンプラクワン(お祝いのおどり)」を披露すると会場は静まりかえり踊りの終了では大きな拍手がありました。また府立3校の歓迎ぶり驚かされました。書道や美術の授業に参加して、作品を一緒に仕上げたり、けん玉のパフォーマンスやブラスバンドの音楽があったり実に多彩な日本らしい文化の発表でした。お互いの文化を交流する(異文化交流の)高校生たちの生き生きとした姿が印象的でした。

市民向けにも発表会を2回(もみじロイクラトン・高校生の発表か)実施することができました。

滞在中に大阪タイ総領事館や城陽市長 表敬訪問を致しました。「日本が上手ですね。」と感想をいただきました。

嵐山や金閣寺を始め、京都・奈良・神戸・大阪の観光も楽しむことができ、また抹茶体験や着物体験もでき、多くの日本での思い出を胸に無事帰国することができました。当協会は今後も両国の友好の架け橋を育てるべく同事業を継続していく所存でございます。最後になりましたが、ホームステイ、学校訪問、関西の観光引率等でご協力いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。

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