「終戦の日」

 本日、69回目の「終戦の日」を迎えるにあたり、先の大戦で犠牲になられた全ての皆さまに心から哀悼の誠を捧げるとともに、世界の恒久平和を祈念いたします。

 

 先の大戦において、「日泰攻守同盟」を締結していた我が国とタイ国は共に同盟国として戦いました。日本軍が駐屯していたメーホンソーン県クンユアムでは、戦時中に日本兵と現地住民の間で「友情の絆」が結ばれ、その絆は戦後69年が経過した今でも色あせることがありません。

 終戦後、敗戦国となることを免れたタイが、日本の国際社会復帰に尽力したことをはじめ、両国の政治・外交・経済・文化の結びつきは、我が国の歴史の中でも特筆すべき二国間関係だと言えるのではないでしょうか。

 地域の不安定化が指摘されている今、日本とタイが共に手を携え、地域の安定と発展にリーダーシップを発揮していくことが求められています。

 日本タイ教育交流協会では、戦時下で芽生えた「友好・友情の絆」を次世代へ引き継ぐとともに、将来の両国関係を担う青少年を育成し、我が国とタイ王国が真のパートナーとして地域の安定と発展に寄与できるよう、「草の根市民交流」に努めて参ります。

 

 結びにあたりまして、先の大戦で犠牲になられた全ての皆さまに心から哀悼の意を表すとともに、戦後69年の間、我が国とタイ王国の友好親善に取り組んでこられた先人の皆さまに心から敬意を表し、69回目を迎える「終戦の日」の声明と致します。

 

                  特定非営利活動法人 日本タイ教育交流協会 事務局

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