シーサケット便り -日本語教師奮闘録- vol.11

早くもシーサケット便りも11便になった。約2か月が過ぎようとしている。

先日、今年初めて開催されたこの大学の社会学部祭が執り行われた。

学長肝煎で、予算をふんだんに使っての祭りであった。学生達が模擬店も開き、日本語学科の学生もたこ焼き、寿司、アイスクリーム等を販売し、大いに繁盛していた。また、

近郊の小学生から高校生までもが様々なコンテストに参加し、彩を添えた。

入賞者には賞金も出、私はコスプレとカバーダンスコンテストの審査員の一員をやらされて、参加者が、日本語で「こんにちは、~校から来ました。どうぞよろしくお願いします」と言われると、自然とそちらに引き込まれる危険性も感じた。

私は参加していないのだが、朝、5時半頃から僧侶の読経で始まったようで、延々夕方、4時頃まで色々な催し(歌、踊り、小学生の劇等のコンテスト)が続き、入賞者の付き添いの先生方は、ホクホクの顔で賞金を受け取っていた。

エー先生のサトリーシリケット高も、多くの部門で参加され賞金を受け取っていた。

これも大学のPRの一環で、多くの学生が応募するように大学のオープンキャンパスを行っているのだろう。

 

先日、国際セーバーの会の、佐藤隆子さん一行が、訪問され、学長への表敬訪問後、日本語学科の学生達と巻き寿司を作ったり、書道を実習したりし、夜は、学生も交えバーベキューパ-ティーを催し、大いに盛り上がった。この会は、イサーンでの里親制度の推進や留学生の受け入れ等を中心に活動されており、佐藤さんは以前、7年間ほどシーサケットの高校、大学で教鞭をとられた実績があり、教え子も多く参加していました。

イサーンでの日本語教育の先駆者として大いに感謝されているようです。

今回も、セーバーの会の佐藤さんのお力添えで、当大学の学生二名が、京都教育大学の

日本語プログラムに参加できることになった。

(日本タイ教育交流協会 理事 廣瀬正和)

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