シーサケット便り -日本語教師奮闘録- vol.3

朝、授業をするために教室に行くと学生たちはジャージ姿で、先生何にしに来たのかなという顔。聞いてみると今日は、活動日で植樹に行くと言う。

授業はないのかと又聞くと、今日はありませんとの答え。

嗚呼!せっかく早出して授業用の教材をコピーしたのに!

後で他の先生に聞くと、こんなことは日常茶飯事で、前日に変更などが発表されることもあり、連絡が十分行われないようである。(特にタイ語で張り出されるので、外人教師には伝わらない)

 

放課後、初めての外国語学部の会議があった。日本で言う職員会議か?

一応、私も教師の一員として呼ばれたようだ。(他の外人は誰も呼ばれていない)

会議は、エモン学部長がレジメを基に早いタイ語で喋り捲り、他の教師は

ただ聞いているだけ。私などは時々、単語はわかるが全然意味が分からない。

途中、説明事項の詳細については、担当の教師に振られ、それに彼女たち(90%が女性教師)は答えていた。

ただ、前のタイ駐在時でも思ったのだが、子供がこの会議に出ている。先生の誰かの子供だろうか、家で置いておけない子供は、会社や学校に連れてきて、部屋を出たり入ったりしている。他の誰もそれに違和感を持たない。日本では考えられないことで、これがタイなのでしょうね。(つづく)

(日本タイ教育交流協会理事 廣瀬正和)

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