バンコクレポート(2月5日付)

バンコクに滞在中の廣瀬正和協会理事から三度目のバンコクレポートが届きましたので、掲載させて頂きます。尚、本稿を以て「バンコクレポート」の掲載を終了致します。

 

「バンコクレポート3」担当:廣瀬正和(日本タイ教育交流協会理事)
 2日の選挙も不完全なまま終わり、投票できなかった選挙区での再投票、候補者が揃わなかった選挙区の立候補者の受付(今回、投票しなかった人は、立候補できないーー即ち、選挙をボイコットした民主党からは立候補できない)等問題は山積しております。このままスムーズに動いても、選挙結果は4~5か月先に出るとの推測です。
 反政府デモは、戦線を縮小し、今は、4箇所の交差点の封鎖に変更していますが、その勢いは衰えておらず支援者もひっきりなしに応援に駆けつけているようです。デモには、軍、警察も余り刺激を与えないよう行動しているようで、今のところ大きな衝突は起きていません。
 しかし、現政権の米の買い取りでの汚職訴訟問題が取り沙汰され、司法側、大手企業が反政府デモに好意的であり、反政府デモ側に近いとされる軍の動きとも会わせ今後の動きは流動的です。
 先日もバンコクの各銀行が、政府の米買い付け資金の融資を断ったとの新聞ニュースも有りました。反タクシンである私の親しい友人は、王室の今後の動きも予測して、インラック政権も終わりに近いと話しております。
 何れにせよ問題が長引けば長引くほど、タイ国に与える影響は莫大であります。中国正月休みの間の中国人観光客も昨年の20%以上の減少と言われています。親タイ派の私としても、双方が出来るだけ早く妥協点を見つけ解決に踏み出すよう祈るのみです。

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